【D&D】『赤い手は滅びのしるし』21・20日 いばらの荒れ野
* * *
(良し月、7日。日記20日目)
辿りついた荒野は、私たちの想像を絶する場所でした。
「……」
「うむむ、これは……」
「岩砂漠の迷路、だな、うん」
丘をいくつか越えた先に見えてきたのは、不毛の大地。奇岩、磨岩がいくつもそびえ、はるか向こうまで広がっています。もう少し高い場所から見れば、きっと“いばらの荒れ野”は、酷く乾燥したパンの表面のように、茶色い大地が網目状にひび割れているのに違いありません。
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(良し月、7日。日記20日目)
辿りついた荒野は、私たちの想像を絶する場所でした。
「……」
「うむむ、これは……」
「岩砂漠の迷路、だな、うん」
丘をいくつか越えた先に見えてきたのは、不毛の大地。奇岩、磨岩がいくつもそびえ、はるか向こうまで広がっています。もう少し高い場所から見れば、きっと“いばらの荒れ野”は、酷く乾燥したパンの表面のように、茶色い大地が網目状にひび割れているのに違いありません。
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(良し月、5日。日記18日目夜)
就寝前、テレルトンからアリリアさまに向けて、《送信》の呪文でいくつかの情報をお送りしました。
テレルトンまでは敵の到達していないこと。あかつき街道ぞいの住人の避難は順調なこと。“アローナ急行”はこれから荒れ野へ向かうこと。遊撃している敵兵が手強いため、先に約束した《送信》は3日に1回にすること。
以上を、ブリンドルのジャルマース卿にお伝えいただきたいこと。
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(良し月、5日。日記18日目、夕刻)
「あの、もし。そこを行く旅のお方。剣士さま」
僅かに鼻にかかった、甘いささやき。即反応したのは、やはり男性陣。釣られて私とクロエも振り向けば、そこに立っていたのは、胸元も露わな薄手のボディスと、おなじく薄衣の長い(しかし腰のラインがしっかりと浮き出た)スカートを身につけた、燃える様な赤毛の美人でした。
ちょっとたれ目で、ふっくらした唇。身長は私と同じくらいでしょうか。
何より目を引くのは、その……豊かな、胸。
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