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【D&D】『赤い手は滅びのしるし』13・10日目 レストの廃墟3

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 公会堂……は、もともと3階建てないしそれ以上の高層建築だったようです。しかし、都市が黒沼に沈んで後、水面からのぞくのは上層階2層だけ。

「屋根が落ちた最上階と、その下の階と、か」

 公会堂の最上階は、苔や雑草にまみれてはいるものの、獅子や鎧の戦士たちの彫刻が外壁一面を飾っており、レスティラー王国王都の往時の栄華を偲ばせます。
 ホブゴブリンの軍勢が付け足した構造物でしょう、公会堂の周囲には、船での乗り付けがしやすいようにか見張りのためか、水面の高さに合わせてぐるっと桟橋がありました。

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【D&D】『赤い手は滅びのしるし』12・10日目 黒沼~レストの廃墟2

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 薄暗い室内は、食事の残滓と思しきゴミの山を中心に、リザードフォークならではの低い椅子(しっぽがありますからね)と壁際に寄せられた寝藁、そして壁に飾られた彼らの狩猟のささやかな戦利品、という按配でした。
 しかし、耐え難いのはやはり臭い。黒沼の泥で屋根や壁の隙間を塞ぎ、また彼ら自身の身体にもこびりついたその泥が、乾きかけて異様な臭いを出しているのです。

「くさいよねー」
 クロエの嘆息に、嗚呼ー、とカラスが同意しました。

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